4 Way Shuttle System

4方向パレットシャトルシステム(Four-Way Shuttle System)は、パレット単位の貨物管理に特化した高密度自動保管システムです。SKU(品目数)が少なく、ロット単位やバッチ単位での集約的な入出庫を行う運用に最適化されています。食品・飲料、化学、物流サービス(3PL)などをはじめとする幅広い業界で活用されています。

システムの仕組み

前後・左右の4方向への水平移動と、上下の動きを組み合わせる技術を採用し、走行レーン(軌道)に合わせた柔軟な搬送を実現します。この設計により水平スペースを最大限に有効活用でき、一般的なAS/RS(自動倉庫システム)と比較して、単位面積あたりの保管密度を約5〜10%向上させることが可能です。

Product shuttle Robot

パレット搬送シャトル

Product Vertical Lifter

パレットエレベーター

Benefits of 4 Way Shuttle System

4方向パレットシャトルの主な特長

保管容量の拡大

限られた倉庫スペースと天井高を有効活用し、保管容量を最大限に引き出します。

保管容量の拡大

システムの運用を止めることなく、将来のラックや走行レールの拡張・増設が可能です。

WMS/WCSの柔軟なカスタマイズ

4方向パレットシャトルシステムの運用に合わせてWMSやWCSを最適にカスタマイズでき、無線通信を介したシームレスな制御を実現します。

主要機器のトラブル時リスク分散

各シャトルは独立して稼働するため、万が一1台が故障した場合でも他のシャトルが代替運用を行います。さらにバックアップ電源システムを備えており、ダウンタイムを最小限に抑えます。

システムの動作比較

スタッカークレーンと4方向パレットシャトルの動作比較

主な機能 Stacker Crane 4 Way Shuttle
保管スペース利用効率
  • 垂直方向のスペースを効率的に活用し、最大高さ40mまでのシステム設計に対応します。
  • 水平・垂直方向を組み合わせた保管を必要とする倉庫に最適です。
  • 天井高が限られた倉庫でも、水平方向のスペースを最大限に有効活用できます。
  • 一般的なAS/RS(自動倉庫システム)と比較して、保管密度を約5〜10%向上させることが可能です。
入出庫スループット
  • 高頻度な入出庫を行う貨物に最適(処理能力はスタッカークレーンの台数に依存)
  • 中程度の入出庫スループット向け。シャトルの自動化で安定した連続運用を実現
入出庫の柔軟性
  • 垂直レール(マスト)を介して、すべてのラック棚口へダイレクトアクセス可能
  • 4方向パレットシャトルは、前後左右の水平移動に加え、上下の昇降動作にも対応しています。
  • 倉庫の設計やレイアウトに応じて、保管位置を自由かつ柔軟に調整・変更できます。
入出庫処理能力
  • 多品種・多SKUの貨物保管に最適
  • FIFO、FEFO、LIFO、LEFO、Hold、オーダー別、ロケーション別、SKU別、ロット別、バッチ別など、多様な運用戦略に対応
  • 少品種(少SKU)の貨物保管に最適
  • 食品・飲料や化学品業界で多用される 「ロット別」「バッチ別」 の保管運用に対応
システムの拡張性
  • スタッカーの追加による高さ方向のシステム拡張が可能
  • システム拡張時には一部構造の変更・改修が必要
  • シャトル台車の追加により、システムを止めずに水平方向の拡張が可能
  • メイン構造(骨組み)を変更することなく、柔軟なエリア拡張に対応
対応温度環境
  • -25°C〜40°Cの幅広い温度環境に対応
  • -25°C〜40°Cの幅広い温度環境に対応
機器のメンテナンス性
  • スタッカークレーンシステムはメンテナンス頻度が少ない
  • 走行レールおよび各種センサーの定期的な点検が必要
  • スタッカークレーンと比較して、シャトル台車はメンテナンス頻度が高め
  • バッテリー駆動方式を採用しており、定期的な充電(自動装置)が必要
主要機器の故障リスク
  • スタッカークレーンの障害発生時は、継続稼働のために予備機(バックアップ)が必要
  • クレーンの交換・修繕作業時にはダウンタイムが発生
  • 各シャトル台車は独立して稼働し、1台の故障時も他機による代替運用が可能
  • バックアップ電源システムの搭載により、ダウンタイムを最小限に抑制
システム導入・施工
  • 走行レールおよびクレーン本体の設置に伴い、導入・施工期間が長め
  • 高層構造および重量負荷を支えるため、床面補強や建物の改修が必要
  • スタッカークレーンと比較して導入・施工が容易かつスピーディー
  • システムの稼働を止めることなく、設置やエリアの拡張が可能

導入 実績

私たちは、自動倉庫システムにおいて真に重要なのは、単なる「技術」や「機械の導入」だけではないと考えています。最も大切なのは、現場の運用を深く理解し、お客様の状況に応じた現実的かつ柔軟な対応を行うことです。設計から施工・設置、アフターサービスに至るすべての工程を、プロの施工技術者、専門エンジニア、セールスデザイナー、そしてプログラマーに至るまで、タイ現地の専門チームが一丸となって現場で密に管理・対応いたします。現場を知り尽くしたローカルチームによる一貫体制こそが、お客様にとって最も「費用対効果が高く」「現場を理解し」「信頼できる」最適な選択肢であると確信しています。